ロシアの金メダリストが愛用していたことで、有名になったエゾウコギ。そのエゾウコギは、高麗人参(草本)やトバチ人参、タラノキ、ウド、タカノツメも同じウコギ科の食物。また、エゾウコギの自生地は、シベリアのアムール川流域、サハリン一帯、中国黒龍江省・吉林省・遼寧省。日本では足寄を中心に北海道東部に自生していますが、人工栽培も確立されていない大変貴重な植物です。エゾウコギの根や茎に含まれる特徴的な成分、配糖体のエレウテロサイドには、脂質代謝改善、抗ストレス、疲労回復、強精、学習能力向上などの作用があることが各国の研究者によって確認されています。根から抽出されたエキスは医薬品の原料としてのみ利用され、その根と同じ有効成分を持つ茎から抽出されたエキスは健康食品の原料として利用できます。また、素材の貴重性と資源保護の観点からも、茎から有効成分を抽出することが非常に重要な取り組みであります。